ただいまドイツで開催中のゲリーウェーバーオープン(芝)に出場中の錦織が臀部の痛みを訴えて棄権しました。
昨年もこの大会期間中に怪我をして、棄権。つづくウィンブルドンでも棄権。デジャブのようなこの状況。幸い大事には至らず、1週間程度で回復の見込み。(https://www.nikkansports.com/sports/news/1844490.html)
「毎年、毎年なんで?」と思われる方も多いと思いますが、原因はこの時期の試合スケジュールにあると思います。
5月の後半から6月の前半にかけて行われた全仏オープン。この四大大会唯一のクレーコートに対応する為、選手たちは全仏前の下部のクレーコート大会にも出場しなければいけません。
こうしてクレーコート仕様に仕上げた身体を、わずか2~3週間で今度は芝のコートに対応できるように仕上げないといけません。
玉足の遅く、長いラリーの続きがちなクレーコートから、玉足が速くバウンドも低い芝のコートへ・・・。ある意味真逆の性質のコートに身体を合わせなければいけないのです。
今年劇的な復活を遂げた、ロジャー・フェデラー。彼はウィンブルドンで勝つ為、またその後のハードコートのシーズンに成績を残す為、クレーコートシーズンを総て休むという選択をしました。彼ほどの選手でもこのコートの変化に対応するのはリスクが大きいと判断したのでしょう。
私は芝でプレーしたことは無いですし、クレーも最近はありません。(
学生の頃以来ないです)ただ、普段練習しているオムニコート(人工芝+砂)がハードコートに変わっただけでも、下半身には負担がきます。素人が練習しているだけでこれなのですから、プロの選手たちの体への負担は想像できません。
今回の錦織の怪我は軽いものだったようですが、中にはクレーで痛めた箇所が回復せず、ぶっつけでウィンブルドンに出場する選手もいるそうです。
最近は怪我に悩まされることの多い錦織ですが、何とか回復してウィンブルドンで勝利を見せてもらいたいですね。
今回はちょっと真面目な話でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿